臨床実習と実習指導

臨床実習について解説

2020年の作業療法学科入学者から臨床実習は”新しい臨床実習”の形式となります。
なぜ臨床実習が変化し、臨床実習指導者講習会が開かれる形式となったのかと、新しい臨床実習の内容について簡単に紹介します。

臨床実習の闇と臨床実習指導の見直し

2013年に理学療法士を目指していた学生が自殺した経緯がありました。2018年にその判決が下り、臨床実習のパワーハラスメントが原因だとして、6000万の賠償金を命じたのです。

▷▷詳しい内容は こちら:毎日新聞

そこで国会内で平成28年に答弁が行われました。その答弁が平成28年から29年の間に行われ、理学療法士協会と作業療法士協会が合同で臨床実習のあり方の大幅な改革と指導者の要項の立案を行うこととなりました。

今までは、臨床実習は学校が主体となって決められてきました。しかし、実習内でのハラスメントも増加した影響で国が関与し改革につながったのです。

 

他職種の臨床実習と作業療法士の実習の違い

他職種との違いについて簡単に紹介します。実は医師・看護師は学生が行ってよい範囲が決められています。

簡単に言いますと、”人に危害を与える項目”は禁止されております。(国家資格を保有していないためです)。しかし、一部の項目は”指導者の付き添いのもと”行ってよい部分もあります。
ですので、他職種の方が明確に記載されているため、対象者様にも不利益が生じないようになっています。

 

具体的な変更点について

では具体的な臨床実習の変更点について記載していきます。

 

臨床実習の充実として臨床実習の単位が18単位から22単位へ増加

臨床実習の実習時間のうち3分の2以上は医療提供施設で行う

訪問リハビリテーションまたは通所リハビリテーションでの実習を1単位以上行う

臨床実習は参加型実習が望ましい

臨床実習指導者は免許取得後5年以上で、指定の研修を修了した者

抜粋ではありますが大きな変更点は上記の記載のように変更となりました。特に実習を受ける施設側が指導者講習会を受講しなければならなくなりました。ですので指導側にも一定の水準が明記される形となりました。

 

学生の実習範囲

学生は対象者に同意を得た上で臨床実習指導者の監督のもと、心身に侵襲が高くない範囲で行為を行う。
行為を行う場合には、臨床実習前に実習生の技術等に関して、実技試験等による評価を行い、 直接患者に接するに当たり、
総合的知識及び基本的技能・態度を備えていることを確認する必要がある。

と厚生労働省と作業療法士協会・理学療法士協会が調整を行いました。今後具体的な範囲が示されることも多いと思うので随時情報を記載していきます。現時点での情報は厚生労働省のをまとめています。

▷▷詳しくは こちら:厚生労働省

以上簡単ですが臨床実習について今までの現状と改訂についてまとめました。随時情報を得てください。

 

 

 

 

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