拘縮

拘縮について

今回は簡単に拘縮について解説します。拘縮は、骨性・関節性・などがありますがそれについて解説します。
橈骨遠位端骨折の術後や上肢の術後、保存療法後には何らかしらの拘縮や関節可動域制限が生じるので、評価した上で要因別に
アプローチすることがポイントです。

 

拘縮の種類と対処法

拘縮は骨性・皮膚性・関節軟部組織性・腱性・筋性・神経性に大別されます。

・皮膚性:熱傷・挫傷・挫滅などにより生じる。拘縮部を伸張すると瘢痕化が増強するため、皮膚組織の緊張を除去して他の組織による拘縮の予防や改善を行う。

OINT:創部が蒼白(白くなる)するまで、組織を伸ばさないようにする。伸ばしすぎないこと

・骨性拘縮:変形性関節症・関節損傷・関節リウマチなどによる関節軟骨の破壊や変形による拘縮。愛護的な関節可動域訓練と変形予防を行う。

・関節軟部組織性拘縮:外傷や長期間固定などにより、関節の靭帯や関節包などの短縮により生じる。他組織の緊張を除去し、単関節での矯正を行う

・腱性拘縮:腱・周囲組織の外傷による癒着など。自動運動による、腱滑走距離の促進や腱の伸張運動を行う。しかし、腱縫合時は時期や腱修復過程を考慮して行うこと。

・筋性拘縮:筋断裂・筋の挫滅や挫創など。筋伸張幅を改善させるために、自動運動や伸張運動を行う。

POINT:伸張制限がある場合、伸張を行った後に自動運動を行い、運動学習させると良いです

・神経性拘縮:痙性麻痺、弛緩性麻痺、反射性(CRPSなど)がある。刑事的な神経評価に応じて、物理療法や筋の再教育を行う。また、麻痺により、筋の短縮が起きないように良肢位となるようにスプリントも用いる。

 
 

拘縮の知識

靭帯・腱は一方向性のストレスを受けやすい(平行は組織配列)。多方向のストレスを受ける関節包などは網目状の組織配列となっている。
治療過程で、線維芽細胞が増殖し、コラーゲンの生合成が行われる。このコラーゲンの合成が過剰になり再配列が乱れた結果、瘢痕化や線維化が生じ拘縮が生じる。
組織が古いコラーゲンを吸収し、新しいコラーゲンが生成されるような活動のレベルの刺激にとどめておくべきである。過度なストレッチングにおいて、拘縮した組織を損傷してはならない。よって、愛護的な訓練でかつ弱い力で長時間伸張させられるように訓練を組むことが大切である。
 
 

拘縮に対するリハビリテーション

一般的に行われているリハビリテーションは以下の通りです。これ以外にも、行えるリハビリテーションも多くありますが、
対象者の検査と評価を行なったうえで、Plannningをしていきましょう。

  • 関節可動域訓練
  • ストレッチング(弱い力で長く行う)
  • 物理療法
  • スプリント療法

 
 

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