肺がん・食道がんのリハビリテーション



肺がん・食道がんのリハビリテーション

肺がん・食道がんの治療やリハビリテーションについて解説します。
部位は違いますが類似する治療やリハビリテーションが複数あるため、今回はまとめて紹介します

肺がんのリハビリテーション

肺がんの治療は化学療法・放射線療法・手術療法があります。
手術では肺を切除し,術後に肺機能低下が生じます。
術後の肺機能の目安は一側の肺全摘は術前の半分程度、肺葉切除で術前の 70 ~ 80%程度。
術直後は麻酔の影響などで呼吸機能が低下する為、合併症の予防のリハも必要です。

 
 

食道がんのリハビリテーション

食道がんの治療も手術が第一選択とされています。
胸部食道がんの標準的な手術方法は、右開胸開腹胸部食道亜全摘3領域郭清があります。開胸と開腹が両方行われ、侵襲が大きい手術。
食道がんの特徴は通過障害によって経口摂取が困難となり、術前から筋力低下を生じている事も予測され,術後の離床や筋力増強等のリハビリテーションが必要です。
縦隔リンパ節郭清によって気管・気管支の血流障害が起こり、気道繊毛運動が低下し術後痰の喀出が困難となりやすく、呼吸器合併症のリスクも高いです。反回神経麻痺などが生じて原嚥下障害が起こる可能性もあるあり,肺機能にや嚥下機能に着目したリハビリテーションや評価が必要です

 

 

肺がん・食道がん治療における周術期呼吸リハビリテーション

上腹部や開胸術では、手術直後に肺活量が術前の40-50%程度低下し、1週間くらいかけて改善します。(無気肺等生じやすい)
これらのことを踏まえて、術前から腹式呼吸や深呼吸の練習を指導・訓練しましょう。
特に吸気量を増加させ力強い咳を出せるように練習すると良いです。
また、開胸・開腹術後は創部痛などによって通常の咳嗽が困難な場合があります。このような場合にハフィングなどの排痰法を行うと良いです。
この他、外科手術の前にはインセンティブスパイロメトリーを行うことがあり、種類によっても方法が違いますが指導できるようにすると良いです。
早期の離床も良いとされており、これは臥位と比較して立位時には横隔膜が下方に下がるため、肺が拡張しやすいためです。
しかし、術部の痛みにより離床が難しいケースもある為、状況や状態に応じて適宜行うと良いです。

まとめ
・腹式呼吸指導
・深呼吸指導
・ハフィング指導
・インセンティブスパイロメトリーの指導
・早期離床 etc



まとめ

今回がんのリハビリテーションとして肺・食道について解説しました。
疾患によって治療も異なるので覚えていきましょう。
 

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