手関節の機能

手関節の機能

本日は手関節の機能について紹介します。
手関節は橈骨・尺骨・手根骨からなる関節である。

 

 

橈骨・尺骨について

橈骨は舟状骨・月状骨との関節面をもち、茎状突起が存在する。
橈骨にはwatershead lineが存在し、ここには屈筋腱が近接。watershead lineより遠位に掌側関節包や人体が付着する。
また橈骨遠位端の背側は皮質骨が薄いため、コーレス骨折となりやすい。
尺骨には尺骨茎状突起と方形回内筋が付着する。
遠位橈尺関節は前腕回旋時には橈骨の並進運動が生じている。

 

 

三角線維性軟骨複合靭帯:TFCC

橈骨の尺側から尺骨茎状突起にかけて広がりを持つ軟骨性組織。
橈尺骨の支持と荷重の吸収を行っている。
構造は関節円板・関節半月類似体・尺側側副靭帯・尺骨三角骨靭帯・尺骨月状骨靭帯・掌背側橈尺靭帯・尺骨手根靭帯の腱鞘・三角靭帯からなる。
TFCCが損傷されると、前腕の回内外時に疼痛や同部の不安定性、手関節の不安定性が生じる。

 

 

手根骨

近位列と遠位列が存在する。
・近位列:舟状骨・月状骨・三角骨
・遠位列:大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鈎骨
手根骨は橈骨や尺骨の靭帯付着部となっており、手関節の安定性に関与する。

 

 

手関節の運動

・掌屈と背屈
手関節の運動は掌屈時は約40%が橈骨と手根骨の動きであり、残りの60%が手根骨の近位列と遠位列の動きである。
手関節の背屈時は66.5%が橈骨と手根骨の動きであり、残りの33.5%が手根骨近位列と遠位列の動きである。
橈骨と手根骨の運動は橈骨手根関節(radiocarpal joint) 手根骨近位と遠位の動きは手根中央関節(midcarpal joint)である。

・橈屈と尺屈
橈屈時に遠位手根列は中手骨とともに橈側に移動するが、近位手根列は遠位手根列と逆方向に移動するとともに回転運動も伴う。

 

 

 

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